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【終業式の日】


 この日は、全員が憂鬱だった。
 春と桜子はゲッソリしていて、孝文と祐二は床に突っ伏せていた。
 始や冬たちは大きなため息をつき、佐野助や麻緒は死に掛けていた。
 朝早くに木更津に呼び出されたと思ったら、「終業式の用意をしてくれ」と一言言われ、全員新体育館に置き去りにされてしまったのだ。
 「30分で済ませてねv」
 それを聞いた時、殆どの奴らが怒りを爆発させ、勢いよく絨毯を敷き詰めた。
 新体育館は、それなりに広いので、全てを敷くのに魔法を使っても20分ほどかかってしまった。
 その上、ステージは何故か全く持って手入れがされていなかった所為か、少しばかりホコリが積もっていた。
「「「これは、終業式に熟睡確定だな!」」」
 この場にいた誰もが、そう思ったと言う。

 結局、全てを終わらせた時には、予定時刻を10分ほど上回っていた。
 これから授業や大掃除も待ち構えていると言うのに、既に社会部は全員クタクタだった。
 
 案の定、殆どの者達が授業時間中殆ど寝てしまっていたので、先生からチョークの嵐が飛び交っていたとか。
 寝る事も許されなかったクラスもあったようだが。

 大掃除の時間はサボり、皆で資料室へと集まり、死に掛けで机へとへばっていた。
「うわーん、益田のヤローが寝させてくれなかったぁ;」と、麻緒。
「選択音楽で、殆ど歌わされた私はどうなるの。」と、朱氷。
「オレは、殆どパソコン画面とひたすら睨めっこしていたが?」と、祐二。
 他にも、「行き成り、抜き打ちテストをやらされた。」とか色々あったそうだ。
 この状態で終業式に出て、あのつまらない話を延々と話す校長の顔を思い浮かべただけで益々終業式に出たくなくなった。

 結局、式が始まる5分前に河村生徒会長+誰もが苦手とする本田祥子が呼び出すのだから行かないわけにも行かないので、出る事になった。
 こんな脅しさえなければ、資料室で疲れをとっていたのに。
 案の定、菅野原校長の話は40分もの間延々と語られた。
 いや、きっと真鍋教頭が合図をしなかったら、きっと1時間半は話していただろう。
 最終的に、終業式が終わったのは昼を回っていた。

 そして、ホームルームが終わると、各々の社会部員がまたも呼び出され、「今度は、片づけをやって頂戴」と、一言。
 しかも、何故かこういうときに限って、祐二の几帳面な性格が出てしまうので、なかなか終わる事が出来ず、泣く泣く全ての作業が終わった時には15時を過ぎていた。
 多分、これも木更津の計算のうちだろうが。

 その上、電車の時間も待たねばならない者や、自転車で2〜3劼泙任瞭擦里蠅鮃圓なければならない者もいる。
 きっと冬休みにも何かしらの呼び出しがあるかもしれないので、何処に行こうと一応警戒しなければならなくなった。
 それを思うと、出るのはため息ばかりだった。


ユズキ * 柿生学園騒動記 * 11:07 * comments(0) * trackbacks(0)

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