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ハロウィン大会 〜準備期間供

−翌日の放課後−

今日も今日とて社会部は、バタバタと校内を走り回っていた。
「木ぃ更津の野郎〜〜〜!!!!」
始の叫び声が廊下に響き渡った。
その隣では、半ば呆れ顔の佑二が一緒に走っていた。
二人は、毎年使い回されているカーテンを見つける為に東の端から西の端を全速力で往復していた。
生憎、この時は木更津が不在の為、カーテンの在り処を知る者は社会部に誰一人としていなかったのだ。
しかも、カーテンは大量にあり、その上一箇所に定まっていないので、どうしても走り回る羽目になってしまったのだ。

「…まだ、半分も見つかっていないのね…」
20分後、十数束の黒い大布(基カーテン)を持って戻ってきた。
「う〜ん、後は何処を探したら良いのかしら…」
悩んでいる社会部の(部室の資料室の)所に一本の電話が。
木更津からだった。
『あー、黒幕?あれなら殆ど演劇部の部室に保管してあるわよぉ?』
「「・・・・・・・・・・」」
この一言に、誰も何も言えなかった。

こうして、全ての暗幕を手に入れた社会部は一息ついて、今日の部活を終了したのだった。



−その翌日−

また、社会部はバタバタと走り回っていた。
「すーぅーちゃーん!!」
「何処だぁー!!何処に隠れている!河村ぁー!!」
今度は、春と始の異母兄妹が叫びながら廊下を走っていた。

因みにこの時、雛子と誠は同じ生徒会の煎園美和と孝文の弟,憲武と共に理事室で寛いでいた。
「はぁー、やっぱり理事室は良いわぁw」
お茶を啜りながら雛子はそう言った。
「――この状況を見たら、アイツらはきっと怒り狂うでしょうね」
彼らを眺めやった美和が、ため息混じりにそう呟いた。
「フッ…まぁいい」
誠は気を取り直してお茶の入った湯のみをテーブルに置き、足を組み替えた。
「さて、諸君。本題に入ろうか」

「気付いているであろうが、ここ数日奴らに動きが見られない」
奴らとは、D−ドミノのことである。
彼らはちょくちょくこちらに脅迫状を送りつけては盛大な悪戯を繰り広げてきた。
警察沙汰にならなかったのは、大半が社会部のお陰である。
「いくら動かないとしても、油断は出来ませんわね…」
「奴らのことだ…どうせ当日に動くかもしれんな」
そうなったとしたら、社会部には大変な大仕事が待ち受けるのだ。
「まぁ、大丈夫だろ。そんな事でくたばる社会部じゃねぇよ。今回のは特に…な」
いつも何を考えて(企んで)いるのか解らない誠は不敵な笑みを零した。
―本当に頼んだぞ、JOKER。

 その時だった。
 バァン!!
 理事室の扉が大きな音を立てて開いた。
「「!?」」
 生徒会全員と木更津が開いた扉に目を向けると、其処には息切れ寸前の春と始の姿があった。
「見ぃ〜つけたぁ!雛ちゃん、河村ちゃん、そしてその他の生徒会役員さん」
「あと、さっきの会話は一部始終聞かせてもらったぞ。木更津」
「あらあらぁ〜、二人とも盗み聞きなんて行儀の悪い」
「「黙らっしゃい!」」
 二人は息ぴったりにそう叫んだ。
「と言うか、お前ら…この扉には鍵がかけてあった筈だか?」
 誠はからかいがてらそう聞くと、春は満足げに答えた。
「フン!そんなの、私を使えば、簡単なことよ♪」
 春は、“鍵人”だ。
 余ほどの難い鍵で無い限り、鍵を解くことは彼女にとって安易なことである。
「春を連れてきて正解だったな。」
 始は理事室にズカズカと入り込み、机の上の菓子を頬張った。
「ま、ヤツらがいつ来ようと、どうせ相手をしなければならないのは俺たちなんだ。」
 始の表情は、険しながらも楽しんでいた。
「やってやろうじゃねぇか」

ユズキ * 柿生学園騒動記 * 17:47 * comments(0) * trackbacks(0)

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